消化管は口から食べたモノを消化し、身体に必要なモノを吸収して、不必要なモノを排泄するといった役割を持っています。消化管を構成している臓器には、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肛門などがあります。それぞれに役割がありますが、蠕動(食べた物を先に送るための消化管自体の動き)・消化液の分泌・必要なモノの吸収・細菌などの病原菌の排除など様々な機能をもっています。これらの機能は消化管自体からだけでなく、脳からも神経を介して制御を受けています。ところが、非常に精密な制御を受けているだけに、かえって様々な原因でそれが乱れることがあるのです。そのため最初に述べたような症状が出ることがあり、このような病気を機能的疾患(機能性胃腸障害)と呼びます。機能の異常は、レントゲンや胃カメラなど一般に行われる検査では分からないこともよくあります。
機能性胃腸障害
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